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治験に参加するための条件とは？

治験とは製薬会社が新規に開発した薬の安全性や有効性を実際の人間に投与することで検証する作業を言います。
この検証作業に幾つかの工程があり、適用を想定している患者に投与する限りなく治療に近いものもありますが、それより以前の段階では広く新薬の安全性を確かめる為に健常者に投与してみて副作用などが出てこないのかを確認することも行われます。
このような初期の段階で実施される治験では、参加するといくらかの報酬が支払われるのでアルバイト感覚で利用されることもあり比較的人気も高いです。
しかし誰でも大丈夫というわけではなく、受けるための条件が設定されています。
年齢については20歳以上70歳以下であることが必要で、血小板数が70000/ｍ㎥以上で、総ビリルビン値ｇ20㎎/dl未満であることが必要になります。
つまり出血傾向や肝機能障害がないことが必須条件になっているわけです。
他に注意するべきなのは6ヶ月以内に他の治験に参加していないことです。

治験の中には病気を持つ人でもできるものもあります

新薬が承認されるまでには10年から18年の歳月を要すると言われています。
新薬の開発には時間も多く掛かりますし、膨大な開発コストも掛かるなどからも、医薬品は高いわけです。
また、新薬の開発の中でも最終工程になるのが治験です。
新薬の効果・副作用を確認しなければ製造販売の許可が下りません。
許可は厚生労働省に対して行って許可が下りて初めて流通が行われるようになるわけです。
当然、許可が下りなければ今まで掛けて来た時間やコストは棒に振ることになるため、念入りな計画が求められます。
治験はアルバイトなどの被験者を募り行われるのが特徴です。
アルバイトの中でも医薬品を投与して貰う、もしくは服用して健康状態の確認を行います。
但し、アルバイトは誰もができるわけでなく、治験の仕事を行う前には検診を受けて健康状態の確認を実施し、検査結果に基づいて仕事を始めることができるようになっています。
尚、特別な病気を持つ人に対して治験を実施することもあるので必ずしも健康良好である必要はありません。